6月14日(金)今日の一言コメント
春の釣り大会前後にはご自分の船に何か新しい装備を付けたくなるお客様がおられるようで、この季節には毎年のように色々な艤装のご相談を頂くのですが、今年は釣り大会以降、ソナーの取付けのご相談が多く、つい先日やっとご依頼頂いた3隻全ての取付けが完了しました。
今回は全てホンデックスのHE-773の電動で振動子が上下するタイプを取付けさせていただきました。
このタイプはイケスに取り付けるタイプと異なり、船の船底に穴を開けて振動子を取付ける事となりますので、取付けにはFRP作業が必要となります。
それだけに手間はかかりますが、それぞれの船に応じた最良の場所を選択して取付ける事が出来ます。
今回は3隻共に船のど真ん中、センターのキール部をブチ抜いてFRP加工をして取付けています。
こうする事のメリットですが、まず、船底の一番深い所から振動子が出ますので、水平に近い浅い所を探査する際にも自身の船の船底が障害物となる事が無い点です。
反面、デメリットは取付にFRP作業が追加となりますから費用面ではその分が高くなります。
また、最近ではJCIの検査が非常に厳しく、特にソナーに関しては何かに当ってソナーが破損した場合にも船内に浸水しないようにするために、ソナーの振動子取付け用の筒の外側に喫水より10cm以上の位置まで船の船底の厚さ以上の浸水防止カバーを取り付けていないと検査に通らなくなっています。
上写真の壁から補強を取っている筒が浸水防止カバーなのですが、検査を通過するためには必須というだけでなく、万一本当に何かがヒットして浸水した際にも水が入って来ないようにするための最後の砦となりますので、南海マリーナでは少し前からソナーを取付させて頂いた物にはカバーもセットで取り付けさせて頂いています。
ただ、昔に取り付けた物にはカバーの無い物も多く、検査不適合となる物もあるにはあります。その際は後付けでカバーを取付けした後に検査に臨む外は無さそうです。
話は逸れましたが、以下取付後の試運転時の写真となります。
ほとんどのお客様はソナーと魚探を併設し、ソナーであらかた魚のいる方向を定め、近づいて魚探で棚を探るような使い方をしているようです。
こちらのお客様は魚探よりソナーを重視しているようで、セカンドステーション上のモニターは魚探では無くソナーのモニターとなっています。
かつてはフルノもしくは光電のソナーしか選択肢は無く、価格もかなり高額だったのですが、数年前に比較的低価格なホンデックスの電動式のソナーが発売されて以降は南海マリーナでもこちらが一番の売れ筋となっています。
使い方をマスターするまでには若干の努力は必要かとは思いますが、人によってはこれが無ければ全く釣れる気がしないとまでおっしゃられていますので、効果はありそうです。
仕事の話題だけでは味気ないので、滅多にしませんが、花の話題でも。
毎朝、通勤時に通る道に5~6月になると何年も前から綺麗な紫色の花が咲く木があります。
いつも眺めながら車を走らせているだけだったのですが、つい気になって何の木か調べてみました。
ジャカランダ(和名は紫雲木)という中南米原産の木のようです。桐にも似ているのでキリモドキとも言われるようですが、とにかくかなりの大きな木で、また、花が桐よりも濃い紫色ですので、遠くからでもかなり目立ちます。
あまりに綺麗ですので、南海マリーナの庭にも植えてみたいと思って調べてみたのですが、最大で30メートルになるとも書いていますので、私が退いた後の未来のスタッフに邪魔になると恨まれる事になりそうですので残念ですが、今回は断念します。
南海マリーナクラブハウスの前では現在アジサイが見頃となっています。
宜しければ、綺麗に咲いているうちに見に来てやって下さい。
それでは今週末の予報です。
明日・土曜日は1メートルの波予報となっています。
明日は一日中風の穏やかな予報のようで、出航するには全く問題なさそうな予報となっています。
既に出航を予定されておられるお客様も多く、既にそこそこの数を桟橋に宵降し係留しています。
明後日・日曜日は現時点では1メートル後1.5メートルの波予報となっています。
日曜日に関しても午前中は土曜日と変わらず風の穏やかな予報となっていますが、夏場はどうしてもそうなるのですが、午後以降夕方にかけては若干南の風が吹くような予報となっています。
出航を予定されておられるお客様は直前の予報を再度ご確認の上でお越しください。
今週末も土日両日共に早朝よりマリーナを開店しております。
皆様のお越しをお待ちしておりますm(_ _)m
出航判断の参考に下記リンク先をご利用ください。