2月21日(金)今日の一言コメント
先週はネタに乏しく、結構苦しんで記事を書いたのですが、あっという間の一週間です。
今週も何を書いたら良いのやら・・・既に20時前にはなっていますが、適当に書きながら考えます。
先週の記事で材料を切り終えて作り始めていた船台の続きですが・・・
通常はなるべく風の穏やかな春先や秋口を狙って作るのですが、今回はこのサイズの台が無いという事で本来はあまり作業をしたく無い北西の風が強い時期ではありますが、無理やり作り始めています。
何故、風の無い時期が良いのか、と言えば南海マリーナで船台作りに使用している溶接機が半自動溶接機と言う種類のものだからです。
ダイヘンのDM350と言う機種を使用しているのですが、風の無い状況で使用すると綺麗に、しかも強度のある溶接が簡単にできます。
手棒のアーク溶接機に比べると棒を交換する手間が掛からない分、早く溶接する事も出来、効率的です。
ただ、炭酸ガスをシールドガスとして使用する類の溶接ですので、風の強い日はガスが風で飛んでしまって良い溶接にはなりません。風でガスが飛んだ時は溶接面にブローホールと言うブツブツの穴が出来たりします。
あえて作ってみましたが、こんな状態です。
これでは溶接の強度も上がりませんし、30年後まで船を支え続けて居られるかどうかも不安が残ります。
下の風の無い状態での溶接面とでは一目瞭然です。
そんなわけで、無風の日は滅多にありませんが、なるべく風の弱い日を選んで溶接する必要があります。
厳密にいえば、風だけでなく、溶接面の錆や油汚れにも影響を受けますし、また、溶接棒自体が錆びている時等は風が無くてもブローホールやピンホールが発生します。
簡単なようで奥が深く、それ故に面白いです。
船台を作るときはマイペースで進めたいため、常に1人で作業していますが、仮付けの時だけは一人では困る事もありますが、そんな時は下写真の端材と既存の船台を使って仮付けします。
両端の長い縦の鋼材に、端材を溶接で取付けた横棒を並べていき、吊るした状態になったところで順に仮付けしていきます。
こうやって一つの船台の仮付けが終われば後はその上に同じ鋼材を並べるだけでいくつでもレプリカを作って行く事が出来ます。
今回は2台だけの製作ですが、通常は効率を考えて全く同じ物を4~5台作る事にしています。
今回は他に色々とする事があり、また、風の穏やかな日が2日しかありませんでしたので、金曜日現在、未だ完成はしていませんが、天気の良い日が後2日程あれば出来上がるでしょうか。
月曜日は、先々月に続いてまたまたエンジンの降しがありました。
船はヤマハUF-27、エンジンはSX421KMですが、これだけ離れた状態で竿の先っぽで吊れるあたりはさすがに大型トラックならでは。
前回は5人での作業でしたが、今回は主機前にソナーが付いていないのと慣れて来ていることもあって3人でもあっという間に降ろす事が出来ました。
なお、オーバーホール先への運搬手段ですが、11月15日の記事にも書いた通り、ファイターミニヨンとキャンターを売却してしまいましたので、現在軽トラ2台と大型車しか無く、500kg程度のエンジンを運搬する手段がありません。
今回も近隣の販売店さんのトラックをお借りして運びます。
出来上がりは来月後半になりそうですので、そろそろに1トン~2トンの車を買わないといけませんね。
定休日前日の月曜日の夜はPUKUさん夫妻及びスヌーピーさん夫妻にお誘いいただき、新内に移転した『鰻割烹 心艶(しえん)』さんへ。
本当にこのお店はいつ来てもお洒落だし美味しいんです。
付きだしからして普通の鰻屋さんとはちょっと違う感じです。
私もスヌーピーさんもお酒は飲みませんが、PUKUさんはよく飲むしよく喋るしで、何とも楽しい宴会になりました。
私は食べるのに忙しく、殆ど喋らずに食べながらの聞き役に回っていました・・・
こちらに来るのは一昨年夏以来で少しご無沙汰となりますが、今回も非常に満足させて頂きました。
それでは今週末の予報です。
明日・土曜日は1.5メートル後2メートルの波予報となっています。
明日は早朝から北西の風が強いようで、特に午後以降はかなり西風が強くなりそうですので、出航は厳しいかと思われます。
明後日・日曜日も現時点では1メートル後1.5メートルの波予報となっています。
明後日は午前中は少し風が収まるようですが、午後以降は西風が強くなってくるようですので、出航を予定されておられるお客様は直前の予報を再度ご確認の上でお越しください。
今週末も土日両日共に早朝よりマリーナを開店しております。
皆様のお越しをお待ちしております。
出航判断の参考に下記リンク先をご利用ください。