12月18日(金)今日の一言コメント
先週末は少し予報が悪かった事もあって出航されるお客様は少な目だったのですが、それでも土日それぞれ15隻ずつと天候からすると平年より多めの出航数となりました。
先週土曜日には救助の例について書かせていただきましたが、先週は珍しく金曜・土曜・日曜と3日続けて救助・曳航の依頼があり、海に出っぱなしの週末となりました。
南海マリーナの救助艇は2隻ありまして、小さい船を曳航しに行くときや燃料の配達のみの場合などはニッサン サンキャット7(下画像はカタログイメージ)
30フィート以上の船や遠くまで曳きに行く時はニッサン サンフィッシャー33(下画像は南海マリーナ艇)で行きます。
私が南海マリーナに入社し、船を全く知らない時に形で惚れ込んだ2艇がたまたまニッサン艇であったというだけで、日産自動車のファンというわけではありません。(車はこれから先も多分スバルファンから変わらないと思います。)
まずサンキャット7はカタマランという形が特徴的で、実際に乗ってみると抜群の安定性があります。23フィートしかありませんが、チョクリ(釣り方の一種)が出来ない程に横揺れが少なく、ジェット免許の送迎時に片舷に生徒さん全員に乗られても傾かない位安定しています。2~3フィート大きな船の乗り心地と言っても良い位です。こちらはまだまだ救助艇として頑張ってもらわないといけないので先月に2ストエンジンから4ストエンジンに載せ替えました。2ストエンジンは力もあって故障も少なく、本当に大好きなのですが、曳航時に後ろで引っ張られるお客様からすると煙くて臭いらしいですので残念ですが仕方ありません。
もう1隻のサンフィッシャー33は何だか大層な気がして滅多に曳航には使用していなかったのですが、土曜日にサンキャットで曳航に行った時の波があまりに大きく、久しぶりに怖い思いをしたので日曜日の曳航に使用してみたところ、何故もっと早くから使わなかったのかと後悔する位波切が良く、結構大きな波の中でもワイパーをほとんど使用しないで往復することが出来ました。
サンフィッシャー33についてはどこに惚れたかと言えば、ひとえにメンテナンス性の良さです。エンジンルームは広く、また、エンジンがキャビン下では無くキャビンの入口手前に据えられているのでオーニングを外すだけでエンジンを降ろす事が出来ます。
1軸シャフトのフィッシングボートでこのような仕様のものは意外に少なく、サンフィッシャー33以外ではヤンマーの2世代前のEX28やEX25、EX23位でしょうか?この手の艇はどうしてもキャビンが前寄りになってしまうので船自体の一般的な恰好良さは損なわれるかも知れませんが、私にとってはメンテナンス性の良さは結構重要な選択基準です。
船を選ぶ基準は人毎で異なるとは思いますが、今回は今後お客様が船を選ぶ際の一つの参考になればと思い自社艇について少し書かせていただきました。
それでは今週末の予報です。
明日・土曜日は1.5メートル後2メートルの波予報となっています。明日はほぼ1日中北西の風が強く吹く予報となっていますのであまり出航をお勧めしにくい天気かと思われます。
明後日・日曜日は現時点では1.5メートルの波予報となっています。
西から高気圧も近づいて来るようで、土曜日よりも少しはマシな風予報になるとは思いますが、それでも日中は海上では北西の風が5~6メートル吹くようですので強いて出航をお勧めできそうな天気ではないと思われます。
先週も同様の予報でしたが、それでも土日両日ともに結構多くのお客様が見えられましたので、最終的には自己判断にて出航の可否を決めて頂きたいと思います。
今週末も天気の善し悪しに関わらず、土・日両日共に早朝からマリーナを開けております。
皆様のお越しをお待ちしておりますm(_ _)m
出航判断の参考に下記リンク先をご利用ください。