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1月12日(金)今日の一言コメント

今週の定休日の火曜日は、先週お買い上げいただいたボートの名義変更の書類を持って朝から海南市の日本小型船舶検査機構へ行きましたが、痛恨の・・・訂正できない書類の記載ミスがあり、一旦会社に戻って書類を作成し直し、午後から再度お伺いして何とか受理してもらう事が出来ました。

その後は、普段ならそのまま1~2時間車で走ってプチ日帰り旅行を兼ねての温泉にでも行く所ですが、年末年始に旅行三昧をした後、あまりゆっくりする暇もなく土日月の3連休に突入し、毎朝5時に開店していましたので今週の定休日はさすがに疲れがたまったのか、遊びに行くだけの元気が残っていませんでした。

そんなわけで、その後は家に帰って昼寝し、真っ暗になってから起きて、夜ご飯だけ食べてまた翌朝まで眠るという、滅多に無い休日の過ごし方をしてしまいました。

そんな理由で今週は書く事が無く、何の写真も撮っていませんので天気予報のみでとも思いましたが、無理やりにでも記事を捻出します。

 

12月に進水されたEX26のお客様から、先日トリムタブの取付けの依頼を頂いていました。

そのEX26ですが、元々何も付けない状態でも前進・後進共に舵効きが良く、スラスター等も不要な程なのですが、スピードが乗るまでは若干船首が寝てくるのが遅いようですので、トリムタブを付ければそれなりの効果はあると思います。

そのトリムタブですが、これまではほとんどの場合、安くて耐久性があるLENCOの電動トリムタブをお勧めしてきました。

ただ、昨今の値上げブームもしくは円安の影響か、この3年程の間に定価は1.4倍程度に上がってしまいました。それでも他のものよりは割安感はあるのですが。

ただ、こちらの電動トリムタブ、どんな船にも取付けできるかと言えばそうでもなく、上写真のように黒いプラスチックのシリンダーを収めるだけの上方向のスペースが無ければ取付けできません。

今回のEX26を測って見た所、取り付け出来るだけのスペースがありませんでしたので、お客様と相談の上、少々・・・いや、かなりお高くなるのですが、以前DFRに取り付けて良い効果のあったZipwakeという先進機能満載のものを取付けさせて頂きました。

上の写真の物がセットになっています。

リモコンパネル左のPITCHは船の前後の傾きを、右のROLLは船の左右の傾きを示していますが、このリモコンパネル内部にはGPS機能と3Dジャイロセンサーが仕込まれていて、AUTO PITCH、AUTO ROLLを選択した場合には、スピードと傾きを常に検出し、左右のインターセプタ―を適切な量だけ出して船を前後・左右共に傾きが無いような状態に自動的に修正してくれます。

ある程度以上のスピードで走行中に舵を切った場合、通常は船体は切った方向に傾こうとするのですが、その場合はAUTO ROLLが働いて、船体はあまり傾かない状態で曲がる事が出来ます。

オート機能を選択せずに自分の好きなだけマニュアルで出す事も出来るのですが、私的にはオートが便利だと思っています。

但し、こちらのZipwakeですが、取り付けが非常に面倒で、依頼を受ける度、口には出しませんが小出氏の顔色が曇るのを見て見ぬふりをしながら注文を受けていたりします。

取付けですが、まずは、完全な平面を出さないと、インターセプタ―の出し入れに不具合が出るため、トランサムの取付部分にFRPの単板を貼り付けします。

その後、船体と同色のゲルコートで仕上げた後、インターセプタ―を取付けします。

その後はディストリビューションユニット、コントロールパネルを取付けた後、設定をして試運転です。

上の写真は最も出ていない状態、下は最大限出ている状態ですが、ほんのわずかしか出ていないように見えて、船の挙動には結構大きな影響があります。

作業完了後、まだ、お客様は乗られていませんが、気に入って頂けましたら嬉しく思います。

 

なお、今週は新規のお客様が船を持って来られるのに合わせて、その艇に見合いそうな船台を用意していたのですが、こちらの予測のミスで予定していた船台が適合せず、急遽別の船台を用意しなければならない事となりました。

そんなわけで、水曜日以降は中古船台の補修溶接・車輪交換・錆取り・再塗装に勤しんでいます。

 

上の写真のように一見、崩壊しそうに見える船台のハネを完全に錆落としします。

ケレンハンマーで手作業で作業していた頃はここまで錆落としするのに数十分掛かっていたのですが、馬力の大きなコンプレッサーとジェットタガネを使えばあっという間に錆落としできます。

こちらのジェットタガネという道具、エアを通すと先のニードルが出たり入ったりし、そのまま押し付けるとハンマーで素早く叩いているような効果で錆と古い塗装を落としてくれます。

但し、上記の24本のニードルのものは非常に重く、腕に負担が掛かりますので、力の弱い人等には軽い10本ニードルのものなどが使いやすいようです。

このジェットタガネ、少々値段は張るのですが、船台のメンテナンスには欠かせない程の便利な道具です。

錆落とし後は、以前スヌーピーさんから寄付して頂いた赤さび色のエポキシタール塗料を塗ってその後上塗りします。

但し、私はスプレーガンでの塗装は大好きなのですが、ハケ塗りの場合は地面に落とす方が多い位苦手ですので、一切手出ししません。錆び落としはしますが、今回も塗りに関しては全て嫁に任せています。

本日時点でとりあえず船台の裏面は完了しましたので明日以降はひっくり返して表面も同様の作業をします。

ここ数年は忙しくて中々船台のメンテナンスまで手が回らなかったのですが、今年こそは冬場の少し暇なうちに痛みの激しいものはメンテナンスしていきたいと思っています。

 

後もう一つ・・・

1月の9・10・11日は通常えべっさん参りなのですが、南海マリーナでは以前からずっと最終日の11日の残りエビスの日にお参りし、最低ランクの笹代金の金額で、金額以上の大きな笹を買ってくるのを秘めた目標として掲げています。

要するに商売人たるもの、笹も通常の値段で当たり前に買うのでは無く、いかに値切って買ってくるのかが重要であるとの先代だったか、誰だったかからの教えを忠実に守ろうとして来たのですが、元来、私自身は気前が良い方で、車でも家でも一切値切らずに言い値で買ってしまう性格です。

昨年も一昨年も残りエビスの閉店間際に行ったにもかかわらず、私が付いて行った場合はそのままの値段で買わされていました。

今回は経理仕事が立て込んでいて、嫁に一人でお参り及び笹を買いに行かせ、会社で待っていたところ、最低の笹代金3,500円の所、3,000円を払って尚且つ4,500円の 大きな笹を貰って来ていました。

今後は自分で行かずに任せようと思っています。

 

 

それでは、今週末の予報です。

明日・土曜日は1.5メートル後2メートルの波予報となっています。

明日は早朝は若干の西風程度ですが、10時頃以降は風が強くなり始め、お昼以降夕方にかけては海上では危険な位の北西の風になりそうです。

明日は基本的には出航しない方が良さそうです。

 

明後日・日曜日は現時点では1.5メートルの波予報となっています。

明後日は比較的風が穏やかなようで、日中は出航するには問題ないかと思われます。

夕方以降は南の風に変わるようですので、アジング等夜釣りのお客様は注意して頂ければと思います。

 

それでは、今週末も土日両日共に早朝よりマリーナを開店しています。

皆様のお越しをお待ちしておりますm(_ _)m

 

出航判断の参考に下記リンク先をご利用ください。

 

GPV気象予報

ウインディドットコム

気象庁 和歌山県の天気予報

ヤフー天気予報和歌山県北部

バイオウェザー週間気圧配置図

和歌山県付近の風情報

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