2月16日(金)今日の一言コメント
先週末からは結構忙しく、これまでの単調な毎日とは程遠い事態だったのですが、それでもあっという間の一週間でした。
忙しかった理由については、良い事では無いのであまり書きたくはありませんが、それでも今回は今後少しでも事故が起こらないようになるための一助となればと思い、書かせていただきます。
紀ノ川の河口に青岸エネルギーセンターというゴミ焼却施設があります。
その青岸エネルギーセンターから少し海側に下った辺りの護岸の南側から3分の1程度、干潮時はよく見えるのですが、満潮時はすっぽりと隠れてしまうテトラの消波ブロックがあります。
(下写真のオレンジで丸を付けている箇所です)。
南海マリーナに新規で入会されたお客様には常々口が酸っぱくなる位、その存在をお伝えしているのですが、それでも南海マリーナの保管艇のお客様やボートパークに係留されておられるビジター艇のお客様も含めて、2年に1回程度、座礁事故を起こす場所となっています。
今回は保管艇のお客様ではありませんが、常時、加太と紀ノ川を行き来しているビジターのお客様が、やはりほぼ沈んでテトラが見えにくくなる満潮時に座礁してしまいました。
土曜日の閉店後、5時半過ぎに救助依頼の電話を貰ってすぐにサンキャットで出動し、ロープで引張ってみましたが、満潮後1時間以上経過しており、既にテトラに乗っかってしまっていたようで引き出すのは無理でした。
翌朝、満潮を少し過ぎたあたりでオーナー様・小出氏と3人で出かけましたが、流れが速く、また、昨日よりかなりテトラの奥まで船が流されていた為、手漕ぎボートでも乗り込むことは出来ませんでした。
ボートで引き出すのは無理という事で、台船とクレーンでの撤去をお願いし、翌朝月曜日には作業してもらいました。
台船が入れる深さがある場所までトラックで行き、そのまま自社のトラックに積み込んでもらいます。
スパンカーと灯火類等高い位置の物は撤去した後、小出氏の運転するトラックを後ろから見守っていましたが、それでも100円橋の信号機は後ろから見ていてもヒヤヒヤする程のギリギリの高さでした。
こちらでの座礁事故は今回で既に4度目となりますので、慣れてはいけない事ですが、慌てずに済みました。
お客様に怪我が無かったのが不幸中の幸いではありますが、船の方は船底にかなりのダメージを負っています。
今までこちらで座礁されたお客様の全員が、この位置にテトラが沈んでいるのをご存知だったのですが、やはり、目で見えていない場合はふと忘れてしまう事があるようで、特に南に釣りに出掛けた際の行き帰りに、ショーカットの意識があるのか南の岸側に寄ってしまう事が多いようです。
ちなみに月曜日の干潮時、青岸エネルギーセンターにゴミ捨てに行くついでに写真を撮って来ました。
住金側から見ると1本の線程度にしか見えないテトラ群ですが・・・
青岸側から見ると結構幅が広く、満潮時に一度入り込んでしまうと、自力で抜けるのは至難の業となります。
写真で全貌をご確認の上、出来るだけ近づかないようにお願いいたします。
ちょっとした気の緩みで起こる事故ですが、引揚げ費用・船の修理費用で、どんな船かにもよりますが、数百万円~数千万円の出費となってしまう事もあります。
今回こういう記事を出させて頂くのは不本意ではありますが、今後南海マリーナ保管艇のお客様、土入ボートパークのお客様、南海マリーナにビジターで来られるお客様の誰もが事故に遭わない様、注意喚起の意味で書かせて頂いています。
ご了承ください。
話は変わりますが、
今週も定休日には半日程度ドラムの練習に励みましたので、少し調子を取り戻して来つつあるのを感じるようになりましたが、5~6年前、仕事中に指が千切れる一歩手前までのケガをした後遺症で未だに右手中指と薬指の動きが悪いのが気に入りません。
神経が繋がっていないようですので、多分、ケガをする前の状態にまでは一生戻らないでしょうが、練習で出来るだけ克服したいと思っています。
引き合いに出すのもおこがましいですが、イギリスのハードロックバンド、デフ・レパードのドラマー、リック・アレンはバンド在籍中の21歳の時、事故で左腕を無くしてしまった後も右腕1本で未だに素晴らしい演奏を続けています。
人並外れた才能とたゆまぬ努力が無ければ不可能なことでしょうが、励みになります。
こんな状態にもかかわらず、声をかけてくれる人もあり、また4月以降たまにバンド活動の為、会社に出勤して居ない事もあるかも知れませんが、唯一の趣味だと思って大目に見てやって頂けましたら幸いです。
それでは、今週末の予報です。
明日・土曜日は1.5メートル後1メートルの波予報となっています。
本日・金曜日はほぼ1日中かなり強めの北風が吹いていましたが、明日は上の予想天気図のように高気圧が張り出し、比較的風の穏やかな良い天気となりそうです。
明後日・日曜日は現時点では1.5メートル後2メートルの波予報となっています。
明後日は波予報的にはお勧めしにくい予報のようですが、GPV気象予報やウィンディドットコムを見る限りでは早朝からお昼過ぎまではそれほど風は強く無さそうな予報かと思われます。
但し、お昼以降夕方にかけては南東の風が強く吹くような予報となっていますので、出航を予定されておられるお客様は、直前の風予報を再度確認の上で南の風が強くなる前に無理せず早めの帰港を心掛けて頂けましたら幸いです。
それでは、今週末も土日両日共に早朝よりマリーナを開店しています。
皆様のお越しをお待ちしておりますm(_ _)m
出航判断の参考に下記リンク先をご利用ください。