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7月12日(金)今日の一言コメント

私自身、船を扱う仕事を生業としていますが、自分自身では特に船が欲しいと思った事は無く、あくまで仕事の道具だと思っていると昔から公言しています。

ただし、乗り物に興味が無いのかと言えば全くそうでは無く、1970年代半ば頃に子供時代を過ごした人の多くがそうであったとは思いますが、スーパーカーブームの頃には毎度のようにスーパーカーショーに出向いてランボルギーニカウンタックやミウラ、イオタ、フェラーリ512BBやディノ、ポルシェ930などの写真を撮りに行ったりする程の車好きではありました。

大人になってからは自分の『分をわきまえる』という事を知り、スーパーカーはあくまで子供時代の夢であり現実的にはちょっと手が出ないものだと思うようになりました。

ただ、それでも・・・スーパーカーでは無くなりましたが、車が好きなのは相変わらずで、ここ数年は特に軽トラも含めてトラックが一番好きな乗り物となっています。

長い前振りとなりました。

先週の記事の後半部分にも書きましたが、トラック改造の続きとなります。

少し前に陸送に来られた業者様のトラックの荷台の改造に影響を受けて自社のトラックを改造に出した所までは先週書きましたが、下の写真は改造前の後部に全くの切込みが無い時点での写真です。

これでも、全く良いし問題は無いのですが、船の陸送業者はいかに車高を低くし、船を積んだ状態での全高を低く出来るかを知恵を絞って考えています。荷台の高さはどんなに頑張っても大型車なら90~95cm、高めの物と比べても10cmも差が出ません。

ですが、床を切ってシャフトやプロペラ、舵または船外機やドライブの一番低い部分を床下に落とし込むことが出来れば簡単に20~30cm全高を下げる事が出来るため、他の用途には使いにくくはなりますが、ボート陸送業者のトラックは床を切っている物が多くなります。

これまで、10台以上のボート陸送用トラックを見ましたし、こちらでも紹介して来ました。

荷台の前を切っている物は多いですが、後ろ側を切っている物は少なく、先日見たトラックには、ちょっと衝撃を受けました。

(これです↓)

以下、お世話になっている架装屋さんでの作業となります。

自社のトラックの荷台のアピトンを剥がし、その下のごつい鉄板を切った状態がこちら。

さすがにベースがセルフローダー車だけあって、これでもか!という位に短い間隔で補強の為の横ネタのチャンネルが入っています。

いくら鉄板を剥がした所でこれではプロペラやシャフトを床下に収納しようが無いので、横ネタを全て取り去った上で、強度は落とさないでお願い・・・とちょっと無茶ともいえる要望を伝えて連絡を待ちます。

 

数日後、見に来いとの連絡を受け、行った際の写真が下の物です。

補強の横ネタを全て取り去った後、アングルで纏めて下側で溶接後、シャシーフレームにチャンネルで繋いで補強してくれています。

これで邪魔になる横ネタが無くても強度もさほど落ちてはいないようです。

また、トラックのシャシーフレームにはクロスメンバーという横に梯子のように繋がっている部分(オレンジの丸で囲った部分です。)があるのですが、実はこれが結構上まで出張っていて邪魔になります。

そのクロスメンバーを下だけ残して切断し、更に高さを出さずにチャンネルで補強溶接したのが下写真中央の白い部分になります。

このままでも良かったのですが、実用車ではあるものの、私の趣味の車である事を理解してくれている架装屋さんですので、こちらからの要望が無くてもしっかりと目隠しの化粧カバーまで作ってくれていました。

後はステンレス板で蓋を作ってもらえば完成ですので、後数日でしょうか?

今回も大満足の良い仕事をして頂きました。

なお、同業者で15年来の友人もほぼ同じ仕様のプロフィアに乗っています。

冒頭の後ろを切断した陸送車を先日私と同時に見ていました。

今週、工場の前を通ったついでに覗いて見ると・・・

荷台の後ろ側に切り込みを入れかけていました。

同業者なら考える事、影響を受ける事は同じようで・・・面白いです。

 

今週は設備投資の話ばかりになってしまいますが、最後の話題です。

かなり以前から考えていた事ではありますが、平成30年の台風21号ではこちらでも甚大な被害があり、高潮で桟橋は杭の上に乗っかってしまって杭はおれるわ、停電でしばらく電気はこないわで結構大変でした。

電気はこちらでは比較的早く復旧したのですが、加太や西庄方面ではその後もしばらく停電が続いていたと聞いています。

温暖化が進んでいる昨今、いつあれ以上の台風が来ないとも限りませんので、あの時以来電気の確保の必要性はいつも心の片隅に置いていました。

今回、一部ではありますが、やっと実現しましたので御報告です。

デンヨーのDCA-25LSKEという発電機です。

家電だけなら100vの発電機や今までさんざん記事に取り上げてきたポータブル電源の容量が大きいもので充分なのですが、停電が長期に渡った場合、燃料が無くなれば船も車も発電機も始動する事が出来なくなります。

今回の発電機は三相200vの25kvaとなりますので、これで停電時も南海マリーナの給油機を3種類共動かせることができます。

このシステムさえ構築しておけば、いざという時には非常に安心です。

早速、始動方法他、使い方の説明を受けて動かしてみると・・・流石に最近の物だけあって電子ガバナ仕様となっており、非常に静かです。先週のブラスト記事の際使用していたエアマンのPDS70Sというほぼ同じサイズのエンジンコンプレッサーとは比べ物にならない位小さな音量です。

なお、設置場所なのですが、本当は二段積みした海上コンテナの上段に置く予定でした。ただ、燃料込みの重量が740kgとエアマンのPDS70S(455kg)の1.5倍以上の重量級となりますので、不安定なモノの上段にはあまり重いものを置かない方が良いとの事で別の場所を考えなければなりません。

取りあえず仮置きとして、ジェット用の鉄塔の空き場所に置きましたが、雨ざらしなので早めに何とか考えます。

 

なお、今回の発電機の納品のついでに、同じ業者様に西側の艇置場のあたりに少し水道ホースの間隔が広い場所がありましたので、何箇所か蛇口を追加する工事してもらっています。

完成までしばらくご不便をお掛けするかも知れませんが、完成後は便利になります。

ご了承ください。

 

 

それでは、今週末の予報です。

先週末は久しぶりに出航をお勧め出来る程の良い天気となり、梅雨もこのまま明けてしまうのか?とも思ったのですが、ここ2~3日は連日午前中は警報級の土砂降りの雨となりましたので、簡単には先読みさせてくれません。

 

明日・土曜日は1メートルの波予報です。

明日は午前中は風は穏やかなようですが、この時期の常として午後以降は若干南風が強くなるような予報となっています。

また、予報サイトによりますが、ほぼ1日雨の予報となっていますので、出航できなくはないのですが、お勧めはしません。出航の可否は自己判断にてお願いいたします。

 

明後日・日曜日も現時点では1メートルの波予報です。

日曜日に関しても土曜日と同様の曇り時々雨の予報、風は午前中は穏やかで午後以降は南風の予報となっています。出航に関しては直前の予報を再度確認の上でお越しください。

 

今週は先週に比べて少し天気は悪い予報となっていますが、悪い事ばかりではなく、先週は35℃だった最高気温は大幅に低くなるようです。

 

今週末も天候の良し悪しに関わらず、土日両日共に早朝よりマリーナを開店しております。

皆様のお越しをお待ちしておりますm(_ _)m

 

 

出航判断の参考に下記リンク先をご利用ください。

GPV気象予報

ウインディドットコム

気象庁 和歌山県の天気予報

ヤフー天気予報和歌山県北部

バイオウェザー週間気圧配置図

和歌山県付近の風情報

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